デレクターズレポート(安全確保【Safety 】)


我々ボランティアだけに限らず現場に出くわした(関係する人)にとって

 安全確保は、すべての活動に優先する。

 安全確保の(SafetyS)の3要素:3S

 Self   自分=救助者、救護者

 Scene  現場

 Survivor  生存者=傷病者、要救助者

 この3Sが担保されなければ、救護活動を行わないのが原則で担保されなければ、退避・避難・通報

 Self   自分=救助者、救護者

 個人防護具(Personal Protective Equipment PPE)の着用義務

 PPEが現場の危険性(ハザード)に見合うものと判断できるまで、災害現場に入ってはならない。

民間ボランティアファーストレスポンダーであればなおさらこの部分を徹底しなくてはならないことで判断力を身に着けることはとても大切な事である。

この判断を誤ると取り返しのつかないことに発展することもあるので要注意

Scene   現場

 現場の安全確保

区域管理(ゾーニング):警戒区域と危険区域の設定

  災害の種類、発災場所、時刻、天候などを考慮したうえで行う

【警戒区域】 ・災害現場の周囲で二次災害が発生する可能性のある範囲を広く含め、通常は警察が設定と管理を担当する。

 ・災害現場全体を取り囲み、半径数百メートルの範囲 ・出入り口では警察車両もしくは警察官による通行規制 ・実際の現場活動は警戒区域内で行う。 ・警戒区域の外縁は火災、爆発、毒物の拡散などあらゆる二次的被害からも十分に安全が確保された位置に設定する【危険区域】 ・災害現場直近の活動範囲を危険区域とし、原則、消防が管理 ・現場救助者(Self )の安全確保から、この区域への出入りは厳重に管理される ・救急隊や医療チーム(DMAT含む)は十分なPPE着用がなければ、この区域に入るべきではない。          救急救命ディレクター